2001-05-18 第151回国会 衆議院 議院運営委員会 第30号
KSD事件や政府機密費流用問題は、国民の政治不信を一段と増幅させました。また、我が国を取り巻く内外の厳しい情勢の中で、政治的にも経済的にも重要課題が山積しています。このような中で、本院の任務は極めて重大であり、議員もまた姿勢を正して行動すべきは言をまたないところであります。
KSD事件や政府機密費流用問題は、国民の政治不信を一段と増幅させました。また、我が国を取り巻く内外の厳しい情勢の中で、政治的にも経済的にも重要課題が山積しています。このような中で、本院の任務は極めて重大であり、議員もまた姿勢を正して行動すべきは言をまたないところであります。
最近では、政府機密費をめぐる組織ぐるみの不正流用あるいは着服等の疑惑が明るみに出てまいりました。国民が政府に対して信頼をなくしてきている、最近の政治状況の中では、このことを痛切に感じるものであります。そして、この国民の政治不信という問題は、国会の権威の失墜ということを伴って、さらに根が深いところにあることを指摘しなければなりません。
私たちが予算の編成替えを求める第一の理由は、外務省元室長の横領事件をきっかけに次々と明らかになってきている政府機密費をめぐる不明朗な会計処理、不正流用疑惑等を踏まえ、国民の常識と情報公開の視点及び国益にかなう情報収集体制の整備の視点で政府機密費の抜本的な改革と大幅な削減が不可欠であるということであります。
政府予算に反対し、動議に賛成する第一の理由は、野党提案は内閣官房報償費及び外務省報償費などいわゆる政府機密費に関してその抜本改革と大幅削減を要求していることを、一顧だにせず、政府がこれを拒否しているからであります。 不明朗な会計処理や不正流用疑惑を踏まえるなら、一般常識、国民常識からして、機密費に関する情報公開を徹底し、チェック機能を強化するとともに大幅削減を行うことは当然であります。
私たちが予算の編成替えを求める第一の理由は、外務省元室長の横領事件をきっかけに次々と明らかになってきている政府機密費をめぐる不明朗な会計処理、不正流用疑惑等を踏まえ、国民の常識と情報公開の視点及び国益にかなう情報収集体制の整備の視点で、政府機密費の抜本的な改革と大幅な削減が不可欠であるということであります。